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一刀斉夢録

一刀斉夢録

http://bunshun.jp/pick-up/muroku/

浅田次郎の「新撰組三部作」完結編 一刀斉夢録。
本屋で目にして即買い。

「壬生義士伝」の主役は、歴史上は無名の隊士・吉村貫一郎。
「輪違屋糸里」の主役も、名前しか分かっていない芸者の糸里。
はて、三部の主役は誰ぞや?と思ったら

我がヒーロー、斉藤一様でございした!!

「新撰組」といえば、歴史に疎いひとでも知ってる大看板は、近藤沖田土方だけど
その次に名前が挙がるとすれば おそらく「るろ剣効果」で 斉藤一だと思う。
(かくいう私も「るろ剣」で斉藤ファンになったクチだけどw)

いつの時代も「滅法強い一匹狼」ってのは
無条件に人を惹きつけるものがあります。

「一刀斉夢録」の舞台は、大正元年。
陸軍将校の主人公が、ふとしたことから知り合った 年老いた斉藤一(藤田五郎)から 昔語りを聞くという形で 物語は進行する。

こういう リアルタイムではない「昔語り」の形式って 好きなんだよね~
幕末リアルタイムの 存在自体が刃物のような 触るものみな傷つける尖った斉藤さんもイイけど
老いて人間が大分丸くなった五郎爺さんも なんだか無性に可愛いのです( ^ω^ )

大正元年といえば 今からほぼ100年前。
なのに、この本を読んでると なんだかつい最近のような錯覚が起きる不思議。
この時代には、電車も車も映画もラジオもレコードもあったし、海の向こうには 開発中とはいえ飛行機もテレビもあった。
その わずか45年前は「侍」の時代だったんだなー と思うと 幕末からの生き残りの年寄りたちが「なんだか別の時代にタイムスリップして来てしまったようだ」と思う気持ちも よく分かるなー。

「壬生義士伝」の斉藤は、ひたすら性格悪かったけど
今回のは、ひねくれ一匹狼の気性のなかにも、優しさが垣間見れて(鉄之助の面倒見たりとか)
キャラづけとしては 「るろ剣」にかなり近くて ファンとしては嬉しいかぎり。

面白くてグイグイ一気読みできちゃうので
組ヲタには超オススメです(◎´∀`)ノ

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